徒然なるまま、日々暮らす

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「日本のシンボル」と富士山(前編)

どうも、蹴鞠です。

 

皆さん、富士山と聞くとどんなイメージでしょうか?私は富士山というと「日本のシンボル」のように紹介されてるイメージです。

確かに日本一高い山であり、古くから信仰を集めていたほか、浮世絵などの芸術作品に描かれてきた富士山は日本で最も有名な山と言っても過言ではなく、確かに日本といえば、な存在だと思います。

 

ところが…

 

富士山って日本の半分以上の地域からは直接見えないんですよね。確か北は福島県、南は和歌山県(三重県だったかも?)でタイミングが合えばギリギリ見えるという感じだったと思います。

曖昧な記憶なので気になる方はぜひ調べていただきたいですが、つまり、福島県より北と和歌山県より南の地域では富士山はどう頑張っても見えないということ。

日本全体を考えると結構広い、見えない地域。東北と北海道、近畿地方のほとんどと中国・四国・九州と沖縄。日本海側の地域からも日本アルプスの山脈に隠れて見えないかもしれません。

 

私は地元が愛知県なんですが、愛知からも富士山は見えるか微妙なところです。地元にいたとき、日常生活で富士山が見えたことがあったか記憶にはありません。もしかしたら私の知らないベストビューポイントみたいなところがあって、そこからなら見えるのかもしれませんが。

 

で、ですね

 

私はいま、東京に住んでます。何年か前にふと気づいたんですが、

東京ってめちゃくちゃ綺麗に富士山が見える。

もちろん関東地方と富士山の位置関係を考えれば当たり前なんですが、なんだか意識してないと当たり前の景色すぎて見過ごしてしまう。

日本のほとんどの地域から見えず、ギリギリなんとか見える地域もあるあの富士山が、東京からは絶妙な距離感で苦労しなくても優美な姿を望むことができます。小さ過ぎず大き過ぎず、けど日本一高い山なだけあって存在感を持った富士山が見えます。

 

東京から割とベストな美しい富士山を見られることと、富士山が「日本のシンボル」と紹介されることは無関係じゃないと思います。

 

江戸は世界でも有数の大都市だったと聞きます。江戸時代にはそんな大都市、江戸に暮らす人々が中心となった文化が花開きます。

浮世絵でしょうか。やはり、絵の題材にするときに普段から目にする綺麗な富士山を表現したいと思う人も多かったでしょう。また、絵に限らず、何か作品をつくる時に普段から見える富士山にインスピレーションを受けた人もいたかもしれません。

江戸が文化の中心だったからこそ、富士山をモチーフにした作品も増え、それに加えて、日本のみならず世界でも有数の人口を抱えた江戸に作品が広がることは日本全体に富士山の姿が認知されるきっかけになったのだと思います。それが積み重なって富士山が「日本のシンボル」とみられるようになっていったのかな。

 

全て想像にはなりますが、江戸、現在の東京から見える綺麗な富士山には、そんなお話もあるかもしれません。

 

ではでは…

 

と、言いたいところですが記事はまだ続きます!

後編は文化の中心が江戸じゃなかったら「日本のシンボル」は何になっていたのかを考えていきたいと思います。

いま1300字ほどでして、長くなりそうなので前後編に分けましたが、次の後編が400字くらいで終わってしまったらすごく尻すぼみですね…

頑張って読み応えのある記事、書きます!

 

今度こそ、ではでは

 

 

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