どうも、蹴鞠です。
突然ですが「平城山」はなんと読むでしょうか。駅名です。
関西にゆかりがある方はわかる方も多いと思いますが、僕は最初読めませんでした。へいじょうやま?とか思ってました。
正解は「ならやま」です。
奈良といえば平城京。だから、平城を「なら」と読むのかと言われてみれば納得がいきます。
ここでふと思いました。平城をならと読むなら、「奈良」という地名は平城京が作られる以前からあったことになります。平城京への遷都は710年、「なら」は想像以上に古い地名なのかもしれません。
ちなみに、同じく歴史ある古都「京都」は平安京遷都(794年)以来呼ばれている地名だそうです。
さて、そこで今回は「奈良」の地名の由来について調べてみました。
一番有力な説は「踏みならす」だそう。日本書紀には軍勢が平城山丘陵を踏みならしたという記録もあるそうで、なんだか関連性がありますね。「平地」を「ナルヂ」と読んでいたのが変化してナラなどと呼ぶようになったとも。奈良をかつて平城と書くこともあったそうで、平地→平城という発想でしょうか?
(Wikipedia『奈良』より参考)
だいぶ色々な説があるようですが、平城京は「ならのみやこ」とも呼ばれていたそうなので、奈良は平城京より古い地名なのは確かかもしれません。逆に平城京という名前は平城(ナラ)にできた都からきていると思います。
では、「平城」はどこからきた地名なんでしょう?平地→平城という連想だとしても、城とはなんでしょうか?
…調べてみましたが、これといった由来は分かりませんでした。おそらく平城京は当時の中国の都、周囲を城壁に囲まれた都市に影響を受けているので、平地に置かれた城(都市)ということで平城と書いたのかなと推測します。
奈良の地名の由来は想像以上にいろいろあって、奥深い地名でした。
ではでは
*由来などは僕が調べられた範囲の内容なので、間違いや解釈の違いがあるかもしれません。
◆参考サイト
語源由来辞典
奈良文化財研究所
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