どうも、蹴鞠です。
突然ですが私はいま、東京に住んでいます。東京といえば日本有数の大都市だと思うんですが、そんな東京があるのは房総半島と三浦半島に挟まれた東京湾の奥。
そこでふと思ったんですが、大きな町って湾の奥側に発展しがちじゃないでしょうか?
思いつく日本の大都市を挙げると、大阪は大阪湾の奥、名古屋は伊勢湾の奥、福岡は博多湾の奥に広がっています。
おそらく、波が穏やかで船も停泊しやすくなる湾の奥は船が集まり人も集まり、街が大きく栄えやすいのだと思います。
じゃあ、逆に湾ではない真っ直ぐな海岸線に面した大都市ってどんなところがあるんでしょうか?地図を眺めて探してみました。
ちなみに、大都市の基準は都道府県庁所在地で見てます。
◆金沢・新潟
まず目についたのは日本海側、金沢と新潟です。特に新潟は長距離フェリーも発着する大きな港ですが、日本海に何の遮る物もなく面しています。
金沢と新潟は両都市とも、川の河口付近の少し入り込んだ場所に港の施設が設けられています。やはり、湾などの天然の波除けが無い代わりに少しでも波の影響を受けづらい場所を選んでいるのかなと思います。
◆仙台・宮崎
仙台・宮崎も気になります。
宮崎は日本海側のように川の河口に入り込んだ場所というわけでもなく、海岸線内側に船が入れる場所があり港が設置されています。
目の前は太平洋、港に入るときにはすごく波の影響を受けやすそうです。
仙台はすぐ北に、日本三景に数えられる松島湾があります。しかし現在、大きな船が停められそうな港はフェリーターミナルもある直接海に面したところにあります。個人的に、おそらく仙台の中心的な港は、松島湾に面した塩竈が担っていたのかもしれません。しかし、松島は小さな島(岩?)が海に点在する景色が景勝地として有名なところなので、浅い海が広がっているんだと思います。現代にかけて大型化した船は浅い海に入っていくことができないことから、現在の場所に仙台港が設置されたのかなと考えます。
両都市とも、また詳しく調べてみたいですね。
…珍しく記事が長くなりました。湾の奥ような、いわゆる天然の良港のそばには大きな町が発展しがちですが、そうでない場所にも大きな川の河口を利用して船の停めやすい港が設置されている大きな町があることがわかりました。
いろいろな町のかたちを見ていくのは楽しいので、また詳しく調べてみたいと思いました!
ではでは